▼ 四の姫と鷲頭馬の騎士
2011/11/09 0:09 【お姫様の話】
モレッティ家の娘は四人。
春のように優しくたおやかな一の姫。
夏のように勇ましい二の姫。
冬のように鋭く賢い三の姫。
そして四の姫は……
暑いでなし、寒いでなし、増してきれいな花が咲くでなし。秋のように、中途半端。
春のように優しくたおやかな一の姫。
夏のように勇ましい二の姫。
冬のように鋭く賢い三の姫。
そして四の姫は……
暑いでなし、寒いでなし、増してきれいな花が咲くでなし。秋のように、中途半端。
- 美しい姉さまたちに囲まれて、お味噌扱いの四の姫、ニコラ・ド・モレッティは、いやいやながら連れてこられた馬上槍試合の会場で、一人の騎士に出会う。
- 彼の胸には、真っ赤な鷲頭馬(hippogriff)の紋章が羽ばたいていた。
- 騎士が居て、お姫様がいる、西洋ファンタジー世界。主人公は14才の女の子。
- 四コママンガばりにゆるいです。軽いです。
記事リスト
- 【1】美姫三人、おまけ一人 (2011-11-09)
- 【2】私の騎士はもういない (2011-11-09)
- 【3】樫の木の下で (2011-11-09)
- 【4】試合開始 (2011-11-09)
- 【5】立ちなさい、私の騎士! (2011-11-09)
- 【6】その頃二の姫 (2011-11-09)
- 【7】はみ出したのは君だけじゃない (2011-11-09)