▼ 【解説2】
さてさて。
TRPGに興じる一方で仕事で細々と小説やらコンピューターゲームのシナリオを書いてみて、自分なりに学んだことがあります。
どうやら、読んで面白い話と、参加して楽しい話はちょっとちがうようなのです。
「ここでこのキャラ、殺したほうがお話的には盛り上がるんだよね……」と思っても。
参加者の行動の結果、それは回避されて然るべき、と言う展開になったらそちらに進まなくてはいけません。(……って言うかむしろ「進むことができます」、かな? 気分的に)
そう言った訳で、私の場合はお話を作る際にそれぞれのちがいに合わせて素材の組み立てを微妙に変えています。
キャラクターの設定、喋り方、性格、情報の出し方もそれぞれに映えるよう、ちょっとずつカスタマイズするのです。
小説の中に登場する不思議な現象や能力は、若干のアレンジを加えて馴染ませてありますが、基本的にはNHDのルールで再現できるものです。
この優れたTRPGとの出会い(正確には旧ナイトメア・ハンターの頃からのおつきあいなので再会)があったからこそ、今回のテキストを作成することができました。
NHDに関わる全てのクリエイターの方々に、この場を借りて敬意を表するとともに、発想の種をいただいた御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
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