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ナイトメアハンター・ディープについて

解説十海
 
 このページに掲載された小説は、藤浪 智之さん、および小林 正親さん著作、 鈴木 銀一郎 さん監修のTRPG 「ナイトメアハンター=ディープ」(以下NHDと略します)の世界観とシステムの一部を根本に敷いて作成しました。

 夢の守護者たる能力を持った男女が数人でチームを組み、人の心を蝕む「悪夢」を祓う……と言うのがNHDの大まかなライン。
 小説との最大の違いは人と人の会話で進む『ゲーム』だと言うこと。マスターと呼ばれる進行役が『どんな原因があって』『どんな事件が起こり』『誰が被害者で何が犯人なのか』を全て取り仕切ります。

 参加者は一人一人が異なる能力を持つキャラクターを設定して参加し、「ここを調べます」「この超能力を使ってこう言う情報を探します」と宣言。
 設定した能力の数値に基づいてサイコロを振って……マスターの要求してくる数値以上を出せば成功。出せなかったら失敗。

 リトライするか。
 あきらめて失敗したことにして次善の策を考えるか。
 あるいは他のメンバーからフォローしてもらって再度挑戦するか?

 だいたい、こんな感じでマスター、参加者の共同作業で1つの事件を解決に向かって進めて行きます。

 一応、話の骨組みはマスタ−が作るんですがそこは人間のやること。
 参加者の発想と能力の応用、ダイスの出目次第で思わぬ展開→予想外の解決にたどり着くこともしばしば。

 起承転結全て一本道で定められた小説とはちがう。
 あらかじめルート分岐の場所と条件の細かく設定されたコンピューターゲームともちがう。
 ストーリーは実に流動的です。

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