おとぎの森の幼女姫フランス語版 La petite princesse et la forêt enchantée 電子書籍版が発売されました。現在はAmazonKindleで買えます。手続きは普通に日本語でできるから安心。
そんな訳で時野つばき名義で書いた小説、おとぎの森の幼女姫フランス語版 La petite princesse et la forêt enchantée AmazonKindleで配信中です。日本語サイトで買えます。試し読みもできるよ!https://t.co/d9hICVkvWO
— 十海@幼女姫仏語版発売! (@hywel_m) August 12, 2021
転生しない、イケメンでもない、ハーレムも作らない、チート能力も無い、スローライフもしないファンタジー小説。
令和の時代においてはもはや異色作。最初に「フランス語版を出版したい」と言うオファーをいただいた時は「え?」となったくらいのレアケースでございます。9月には物理書籍も出てしまうのです。
LaNovel Éditionさんには感謝しかありません。
思えば最初に白好出版さんから出た物理書籍、絶版が決まってからの方が売れた本でした。
一時的にではありますがAmazonのファンタジー部門でカテゴリーの一位になり。
その後、地元の新聞社からインタビューを受けて。こつこつこつこつと営業した結果、唯一引き受けてもらえたアメリカのCross Infinite World社より英語版が出た。まずは電子書籍。後に物理書籍で……。
もう一度、読みたい!との声が日本国内からもあがり、かと申して日本の出版社に売り込んでも返事無し。そこで、自力で電子書籍で復刻、ご好評いただきました。
正直、ここまでやれれば十分かな…と思ってたところに今年の春に青天の霹靂。
「フランス語版を出したい」
まさかの。出版社側からのオファー!
「電子で8月に出します。物理書籍は9月に出します」
「マジですかーっ」
「日本語版の電子書籍には物理書籍にはないコンテンツが入ってますね、これも翻訳して入れたいです」
「どうぞ、喜んで!」
そして迎えたフランス語版電子書籍の発売の日。折りしも日本ではお盆、まるで一度役目を終えた本が再び帰ってきたかのような……。
最初に物理書籍として発売されたとき、傍らにいた愛犬は彼岸に渡り、今は彼の兄弟の孫がいます。
だから、プロフィールは修正しません。私は今でも「猫一匹と犬一匹に振り回される」「からあげとサメ映画の好きな」作家なのです。後から後へとふりかかる困難を乗り越え、奇跡の復活をとげたダークファンタジー。早くも購入報告をいただき、感謝の祈りをささげています。
Bonne lecture! 皆様、よき読書を。