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» alone in the こぺんはーげん(3) » date : 2004/02/29  
偶然探し出したボードゲームショップGAMESはまさしく宝の山でした。
 いい具合にすり減った濃い褐色の木の床。木の棚。木の天井。不規則な幾何学形のコーナーをいくつもつなげた部屋。(ティンダロスの猟犬を飼うのに最適の環境と思われます)の中央には、これまた黒褐色のカウンター。レジスターの前にいるのはとーぜん北欧系のごーっついおにーさんだ。

 またこのおにいさん、やたら手が長くって私が棚の下のほうでわたわたしてる所を、「オンスクル!」(デンマーク語で言うところの「えくすきゅーずみー!」)とひと声かけちゃあ、ひょいひょいっと手を伸ばしてはるか上の商品を入れ変えてゆく。
 そう、ここはデンマーク。売る人も買う人もたいへんたいへんでかいのだ。
 従って、どの棚も雲つくようにそびえ立ち、(嘘)上の方に何があるのか見ようと思ったら、うーんっと背伸びしないと見えないのだな……。見たい箱を引っ張り出すのも一苦労。だのに店内には踏み台らしきものは何処にも見当たらない。

 とりあえず手の届く範囲の箱を物色してゆく。B5サイズほどの小さい箱がけっこうあった。
 その中の一つ『ZONBIE』ちゅーゲームにとてもとても心が引かれたのだが?箱絵からして、死体のごーろごろ転がる中、チェーンソーを持ったぞんびぃが人間の男女に今にも襲いかかろうとしてると言うすばらしいイラストでした)、重かったのであきらめる。
 どぉ言うゲームかっつーと、プレイヤーはみな人間の役。十字路やT字路、行き止まり、直進、曲り角などの道の描かれたフロアータイルをオープンしてゆき、ゾンビだらけの町を逃げまどう。
 要所要所でイベントカードを引くとゾンビが出現! 食われる前に逃げる。とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる……のが基本『らしい』(や、説明書、英語だったしぃ)
 要するにあれですね。映画「デイ・オブ・ザ・リビングデッド」でゾンビに襲われる人間の役をやるゲーム。うかつに道に転がってる死体に近付けば(当然のことながら)むくっと起き上がって襲ってくるし。
 とっつかまったら当然、むさぼり食われてゲームオーバー。無事にヘリポートまで逃げ延びれば脱出、ゲームクリアとなる。(まるっと「デイ・オブ……」ですわな。うれしくなっちゃう(^^))

(以下次号)
» category : 人魚の国でお散歩 ...regist » 2004/02/29(Sun) 23:38

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