「どっちのiが好きですか?」シナリオ書きます

既に6/21に公式発表されていますが、HOOK SOFTさんの新作「どっちのiが好きですか?」でシナリオライターとして参加しています。 リンク先サイトに年齢制限あります。

特設サイトはこちら

久々のゲームシナリオです。えーと、3年ぶりでした。発売は11月20日予定とのこと、よろしくお願いします。
一人のヒロインでも「リードする」「リードされる」で二つのルートがありまして、実質2パターンの恋愛が楽しめると言うサービス満点の構成。
1人のヒロインとの2通りのイチャイチャらぶらぶをみっちりぎっしりお楽しみいただけます。

 

ここからはちょこっと余談です。
2018年の初頭から、しばらく書けない時期が続いていました。
理由は14年共に暮らした愛犬を失ったから。病の兆候を見逃していた自分の愚かさを悔やみ、連休で病院に連れて行けなかったことを悔やみ、何をしても涙の流れる日々を送っていました。泣きすぎて顔がしょっぱかった。
親が死んだ時もここまでは泣かなかった(お父さんごめん)

「今緊急入院すれば助かるのに」
「死の運命は変えられなくても、ちょっとでも体を楽にしてあげられるのに」
泣いてもわめいてもどこにも連れて行けない。田舎の限界。
少しずつ衰弱してゆく姿を見ていることしかできない。
あと数時間で夜が明ける、そしたら病院に連れて行ける。遠くの大学病院に行く体力はなくても、かかりつけの先生の所に連れて行ける。

三日間歯を食いしばり、ほっとした直後に痙攣を起こしてあっさり事切れてしまった。

正直言うとまだ全然立ち直ってません。
あの瞬間以来ずーっと、「どっかおかしい」世界で生きています。

ライターってのは自らの感情に自分から揺さぶりをかけて取り乱してやっといくばくかのモノが書ける訳で。この状態で続けるのは、不可能でした。

一文字も書けない日が続きました。

2018年の夏に転機がやってきた。
講談社リデビュー小説賞に応募することにした。
小説投稿サイトに、長編小説をちょっとずつちょっとずつ絞り出すようにちょっとずつ載せていった。締め切りまでにやっと、10万字書き上げた。

「ああ、書けるんだ」
「いびつでも書けるんだ」

残念ながら落選しちゃったんですが、「書き上げた」ことは結果として残った。

そこに久しぶりにHOOK SOFTさんからお話があった。
『うん、大丈夫、書ける』
そしてお引き受けしたのでした。

ポンコツな頭と体をメンテナンスしながら書いて書いて書いて。ふと気付くとツイッターに「お帰りなさい」の声。ライター「時野つばき」への「待ってたよ」の声。

ありゃ? となって目をこすって改めて確認したら「どっちのiが好き?」の情報が公開されていたのでした。
覚えていてくれてありがとうございます。

時野つばき、がんばります。

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