万年筆とインク沼

原稿は基本、パソコンで打ちます。iMacを使っています。画面は見やすいけど持ち運びはできない。
なので、出先や仕事部屋の外で書く時はBluetoothの外付けキーボードでiPadに入力しています。
iPhoneでぽちぽち打つ時もあったり。

……でも思考する速度が、キータイプの早さと決定的にすれ違う時もある。
打とうとしても字が出てこない。もどかしい。じれったい。

そうなったら、手書きに走ります。ペンでノートにかりかり書き込むのです。


箇条書きでアイディアのピースをまとめる。あるいは思い浮かんだ文章をそのまま下書きする。
すると、出ないなーと悩んでいた言葉が、ペン先から出てくる。
ところが筆圧が高いもんですから熱中してくると手首に負担がかかる。肩が凝る!
ラバーグリップ使ったりしていろいろ試したんですが、ある時同じ悩みを抱えたフォロワーさんから聞いた、目から鱗の事実。

「万年筆がいいですよ」

ええっ!

「力を入れなくてもインクが出るから、楽に字がかける」

意外。

「PILOTのKAKUNOおすすめ。リーズナブルだし軽くて書きやすい」

 

さっそく試してみた。
本当だった。
手書きでみっちりノートに下書きを書きこんでも、手が痛くならない。肩が凝らない!
確かに負担が少なかったのです。
ただカートリッジがあっという間に空になるので、コンバーターをつけて、ボトルインクを入れてます。
そして、うっかりカラーインクを使う楽しさに目覚めてしまった。
もともとブルーブラックを使うのが好きだったんですけど、今は万年筆用のインクって色がいっぱいあるんですね!
茶色……集め始めるとキリが無い。しかも小瓶まである。これはこれで、沼。
PILOTの色彩雫シリーズの「月夜」、「天色」、「紫式部」、「山葡萄」をその時それぞれに使い分けています。

写真のインクは「天色」と「紫式部」。

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