▼ 【9】氷雪の檻と白銀の騎士
2012/01/20 18:15 【騎士と魔法使いの話】
凍えるような雪の夜。ダインと後輩騎士のシャルダンは、城門の警護に当たっていた。
舞い散る粉雪を憂いを帯びた瞳で見つめ、銀髪の騎士がぽつりとつぶやく。
「ムキムキになりたい」
「暴動が起きるぞ!」
「先輩にはわかりませんよ! こんな恵まれた筋肉持ってる人にはっ」
「ぷはっ、ひゃ、よせ、ぐすぐったい!」
「少し分けてください」「分けられるかーっ!」
舞い散る粉雪を憂いを帯びた瞳で見つめ、銀髪の騎士がぽつりとつぶやく。
「ムキムキになりたい」
「暴動が起きるぞ!」
「先輩にはわかりませんよ! こんな恵まれた筋肉持ってる人にはっ」
「ぷはっ、ひゃ、よせ、ぐすぐったい!」
「少し分けてください」「分けられるかーっ!」
- いつものように漫才を繰り広げていると、ほとほとと扉を叩く音が………
- 空気読めない銀髪くんことシャルダンと、幼なじみの糸目魔術師エミルが登場。凍てつく荒野で三人の若者が出くわしたのは?
記事リスト
- 1.女神のごとき白銀の (2012-01-20)
- 2.もはや夫婦と人は言い (2012-01-20)
- 3.助けを請うはか細き声 (2012-01-20)
- 4.どこに火が? (2012-01-20)
- 5.自分、中級ですから。 (2012-01-20)
- 6.炉端より (2012-01-20)
- 7.其が鳴らされし時は (2012-01-20)
- 【おまけ】神域の楡 (2012-01-28)