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ローゼンベルク家の楽屋

2013/09/12(木) 【新刊告知】犬と呼んでよ俺の姫!

2013/09/12 1:04 おしらせ十海
電子書籍四冊めが、メディアチューンズさんから刊行されました。
9/12よりAmazon Kindleストアー楽天koboより配信開始。
今回は今までと趣向を変えて学園もの。と言っても軽めのラブコメで、深刻な泣きとか胸をかきむしるような感動を呼び起こすような超大作ではありません。
笑って読める気軽な一冊。価格もKindleとkoboでは300円とリーズナブル。
読んでる間、犬耳の生えた犬系男子や美人な先輩、ふわっとした子ときりっとした子の双子の巫女さん、ちょっぴり腹黒い糸目の神主さん、へたれ眼鏡の同級生など……登場人物たちと一緒になって高校生活の片鱗を味わったり。
好きな人とご飯を食べる、ささやかな幸せを感じてもらえたらうれしいな……と願いながら書きました。
そんな訳で、とにかく登場人物たちがよく食べます。作ります。できあがったらさりげに飯テロ小説の様相を呈しておりました…。
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※クリックで拡大します↑

犬系男子に犬耳生えた。「俺が犬になっても、姫野さんならきっとわかってくれるよね?」いやいやいや。世の中そんなに甘くない!

犬と呼んでよ俺の姫!
著:時野つばき 絵:翠雨
刊:メディアチューンズ
DL価格300円
配信:Kindle楽天kobo

 西門雷蔵は誰もが認める犬系男子。そして、幼なじみの名家の若様、姫野紫信に毎日手作り弁当を届ける弁当男子。
 一緒にご飯を食べて、姫野さんが喜ぶ顔を見られればそれで幸せ、それで満足……のつもりだったけど。
 気付かないふりをしていても、時間は確実に進んでる。今は一緒、だけど姫野さんが高校を卒業しちゃったら? 大人になったら?
「俺はいつまであの人を、追いかけて行けるんだろう」
 わからないから不安になる。不安になるから、証が欲しくなる。見える形で欲しくなる。
 寄り添っているはずなのに、微妙にすれ違う気持ちが焦れったい。もどかしい。
 それを吹っ切るべく雷蔵は、バレンタインの直前に一念発起。「姫野さんにチョコレートをあげよう!」
 ところが。チョコレート代を稼ぐべく出かけたバイト先の神社の蔵で、見つけてしまった怪しげな勾玉。
 意味深なお札をうっかり剥がしてしまったもんだからさあ大変、本物の犬に姿を変えられてしまった。
 呪われた瞬間、心に浮かんだ最も強い願いを叶えない限り元には戻れない。タイムリミットは翌日の日没、それを過ぎたら一生犬のまま!
「姫野さん助けて、俺だよ雷蔵だよ!」
 叫んでもすがってもただの犬、全然わかってもらえない。それどころか怖がられる、泣かれる、逃げられる。
 追いすがれば何故だか不幸な偶然が重なって、引き離される、遠ざかる。焦る間もどんどん時間は過ぎて行く。誘惑の手も伸びてくる。
「男同士がくっついてたら変に思われる。だけど犬と飼い主なら平気だよ? ずっと彼と一緒にいたいんでしょ?」

 追いつめられる中、果たして雷蔵の選ぶ未来は犬か、人間か?
「俺は、姫野さんの犬だ!」

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